皆様ごきげんよう!記事をご覧くださりありがとうございます!

わたしは一次創作サークルCSDの鶴谷えりすです!
今回は、Blenderミリしらだったわたしが、うちの子愛だけでMMDモデル制作に挑んでいくシリーズ「ミリしらBlender」第六話、ウェイト&物理設定編です!
最後の工程、リギングと物理設定であと少し! と思いながら軽い気持ちで進めた結果、地獄の数週間が始まることになるのでした。その苦しみを少しでも伝えられたらと思います(呪詛)。
ちなみに永遠に終わらない物理設定の呪いはまだ続いています。今回が最終回だと思ったら終わらなかったという……。

うぅ、暑いはずなのに寒気がするぜ……。
そして、今回もイラスト担当の拓也786に見に来てもらいます!

何が出来たのかなァわくわく!

やめれ! まだ全然完成してないのに楽しみにするな!
……それでは、行ってみましょう!
↓過去の挑戦はこちら↓
↓挑戦しているキャラクター、ヴィクトリアちゃんはこちら↓
🌷うちの子ヴィクトリアちゃんの進捗🌷

じゃーん!



う、うぉぉぉぉぉぉ!

この画面にうちの子が出てくるとキタコレ!!! って感じだね。……まあ私は何度もこの画面見てるんだけど。
どうですか! ついに、MMDの世界にうちの子ヴィクトリアちゃんがっっ!!! これは大感動です!
しかし、ここに辿り着くまでには多くの、おそらく初心者過ぎて多すぎる苦労がありました……。これから、その苦しみを供養、じゃなくて紹介していきます。
🌼作ったところの紹介🌼
ボーンとウェイト
まず、ボーン構造を紹介します。


このボーンたちに、一つ一つ魂を込めるウェイト塗りの作業がこれから始まるわけです。
しかし、これが地獄の始まりでした。
まず一つ目は、あの細かすぎる髪束たちのウェイト塗りです。三つ編みの一束一束を頭ボーンと髪物理ボーンに塗り分けていくわけです。



束多っ。

拓也が作ったキャラデザだからなこれ。
編み込み部分のウェイトは、頭の形に沿っている部分は頭のウェイトを入れ、頭から離れていく部分からグラデーションで三つ編みボーンのウェイトを入れています。
これがまずとてつもなく面倒な作業でした。見て分かる通り、髪束がいっぱいぎゅうぎゅうにあるのを一つ一つ塗っていくわけですからね。
しかし、これも後々の地獄に比べればまだかわいいもんです。
次の地獄、最大の関門は、体・シャツ・カーディガンのウェイト合わせでした。
体で作ったウェイトをシャツとカーディガンにもコピーするのですが、それがいろいろモデルを動かしていくうちに破綻して、脇やひじの辺りでカーディガンからシャツが貫通しだしたりするわけです。それを無くすために細かくウェイトを設定していきます。

この一つ一つ修正していく作業が大変なのは想像出来るかと思いますが、一番めんどくさかったのはそれだけではありません。
Blenderで綺麗に完璧に整えたはずのウェイトが、pmxにエクスポートしMMDに入れた途端に破綻しだすことがあるのです。


※曇@のあき様のGirlsモーションを入れてみています。AスタンスではなくTスタンスなので、色々おかしいですが後で何とかなるので気にしないでください!
※あとこれはシャツがカーディガンにはみ出てるだけじゃなくて、なぜかウェイトも消えてますね!

必死に調整したはずのものが一瞬にして水泡に帰すんだぞ。

これは大絶望だァ……。
ここで私はどつぼにはまり数週間を溶かしたわけなんですが、ChatGPT大先生とかと話しながら一応見つけた対策をいくつか紹介しておきます。
1 定期的にアーマチュアモディファイアのアーマチュアを外して繋げなおす
どうやら、モディファイアを付けてからいっぱいいじっていると、pmxにしたときにちょっとずれが発生し出すみたいです。
定期的にオブジェクトのアーマチュアを外して付け直すといいかもしれません。
あと、MMDでは体積を維持してくれないらしいのでそこも気を付けましょう!

2 合計の制限を2にして、正規化する
MMDで仕事してくれるウェイトは2つまでらしいとGPT先輩が言ってました。あと、一つ一つの面に働くウェイトを合計100パーセントにする必要もあるみたいです。うまくできてるかは知らん!!!
あとすべてを正規化するとたまに関係ないボーンのウェイトが消滅する気がするんですが何故なんでしょう。気を付けてみてくださいね。

もしMMDに入れてしっくりこないことがあったら試してみてください。
これを何とか通り越して、ついにpmxエディタへ!
(※物理設定はpmxエディタですることにしています)

わくわく。
今の状態で一回躍らせてみましょう。

でもまだ物理設定してないから髪の毛も服もコチコチだね。
※厳密には準標準ボーンも入れていない上Aスタンスに直していない状態なので動きもすごくおかしいです。
というわけで、PMXエディタで色々設定をしていきます。
1.5 TスタンスからAスタンスへ
おまけですが、わたしは最初Tスタンス(腕を横に伸ばしているポーズ)で作っていたので、MMDで使うには腕を少し下にさげたAスタンスに変える必要がありました。そのやり方がちょっとめんどくさかったので、参考にした動画を載せておきます。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm20897718
MEA様:【MMD】簡単・お手軽!Tスタンス化の手順
この動画内で、あにまさ式初音ミクさんの腕の曲がり具合が分かるので、その分だけ逆に腕を下げています。関数がどうちゃらとか一切分からんし電卓は使えんかった。(おバカ)
2 物理設定
まずは、剛体(当たり判定)をつけたいボーン(物理ボーンの全てと、胴体ボーンの指以外にしています)を選んで、基礎剛体と基礎ジョイントを追加します。そして、それを一つ一つ細かく設定していくわけです。

体のボーンたちは、ボーン追従に設定してほぼそのままです。頭や胴体部分は少し大きさを調整しましたけどね。
それから、髪や服の挙動をいじっていきました。

これがまた地獄地獄。
なぜかというと、置いてあるパラメータすべてが知らないものだらけだからですね。
ある程度調べましたが、もうわからな過ぎてChatGPT先輩に教えてもらってほぼそのまま設定しています。
その、何となく設定の末出来上がった物理がこんな感じです。
※曲は今年のEurovisionでお気に入りの一つだったサウナの歌です。好きすぎてモーション作ってます。二日のやっつけクオリティだけど。

おおーー!! 動いてるぞ!

でもまだダメな点が二か所あるんだよね。
そう、ChatGPT先輩の力をもってしても上手くいっていない場所が二か所あるのです。
それが、前髪とスカート。
まず前髪は、さっきの動画でも分かる通り、たまにびよんびよん伸びて頭と貫通したり変な感じに揺れていますね。
そして、スカートは、さっきの動画では最後のサウナ!のところが分かりやすいですが、脚を曲げる時にめっちゃひざが貫通してしまっています。
どちらも、ばねを大きくしたり質量を軽くしたり重くしたり、制限をいじったりと変えているのですがいまいち上手くいっていません。悲しい。

これよく分からないままやり続けてると鬱になってくるぞ。
というわけで、今そのために書籍を探して購入したり、色々なサイトを見て回ったり、他の方のモデルを見たりしています。それでうまくいったらいいなぁーーーと思いながら、今回はここまでの紹介にしておきます。

中途半端でモヤモヤするな。

うるせえ! めっちゃ頑張ったんだぞわたし!
🌻まとめ🌻
というわけで、ここまでの挑戦を見て頂きありがとうございました!
今回でついに完成? と思いきやまさかの続編ということで、わたしもびっくりというか、自分の無力さにちょっと心が折れそうです。

元気出せや。

ひぃ~!
でも、今回はこれからBlenderでMMDモデルを作ってみようという方々のお役に立てる情報がちょっと提供できたのではないでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。
では、今度こそ次回が最終回になることを信じて!
次回も見に来て下さったら嬉しいです!

それでは、ごきげんよう!